FX-Wiki

管理人
管理人

何かお困りでしょうか?

A子さん
A子さん

FXを勉強したいけど、専門用語がたくさんあって難しそう…

管理人
管理人

ご安心ください。

実は、重要な用語はそれほど多くありません

A子さん
A子さん

本やネットでも探してみたけど、どれが良いのかわからない…

管理人
管理人

重要な用語を43にまとめてみました。

あまり聞いたことのない言葉もあるかもしれませんが、覚えてしまえばあなたの一生の財産です!

まずは、基本用語を覚え、実践へと繋げていきましょう!!

FX(外国為替証拠金取引)

FXとは、Foreign Exchange(外国為替証拠金取引)を略したものです。

海外では、Forex(フォレックス)と呼称します。

簡単に言うと、「外貨を買ったり売ったりすることで利益を得る」ことがFXです。

外国為替

外国為替とは、外貨(外国の通貨)のことです。

単に「為替」と呼ぶこともあります。

証拠金

証拠金とは、FXをするために必要な元手となる資金のことです。

証拠金=保証金というとわかりやすいかもしれません。

口座に入れた証拠金(保証金)を担保に、何倍もの取引(レバレッジ)ができる仕組みとなっています。

証拠金には4つの種類があります。

1)預かり証拠金(入金した金額/口座残高)

2)有効証拠金(現在の証拠金)

3)必要証拠金(取引に使っている証拠金)

4)余剰証拠金(取引に使っていない証拠金)

※上記4つの種類の証拠金については、後ほど詳細を説明します。

レバレッジ

レバレッジとは、FXで利用する口座に預け入れた証拠金にかけられる倍率のことです。

英語のLeverage(てこの原理)が語源で、少ない資金でも何倍もの大きな金額の取引を行うことができます。

国内のFX証券会社では、最大で25倍までレバレッジをかけられます。

海外のFX証券会社では、最大で無制限のレバレッジをかけることができます。

通貨ペア

通貨ペアとは、ドル円(USD/JPY)やユーロドル(EUR/USD)のように、取引を行う2ヵ国の通貨の組み合わせをいいます。

日本で最も取引されている通貨ペアは、「ドル/日本円(USD/JPY)」です。

「ドル/日本円(USD/JPY)」を買ったり売ったりして利益を獲得します。

「ドル/日本円(USD/JPY)」を買うということは、日本円で米ドルを買うことを意味しています。

「ドル/日本円(USD/JPY)」を売るということは、米ドルを売って日本円を買うことを意味しています。

通貨ペアの表記には意味があり、「〇〇〇/〇〇〇」の表記では、右側の通貨で左側の通貨を買う仕組みになっています。

ベース通貨が左側と覚えておきましょう。

また、各国の通貨は、メジャー通貨とマイナー通貨と分類分けされています。

メジャー通貨

メジャー通貨とは、世界で認知度が高く、比較的に財政が安定している先進国の通貨のことをいいます。

通貨ペア表記
米ドル/円USD/JPY
ユーロ/円EUR/JPY
英ポンド/円GBP/JPY
豪ドル/円AUD/JPY
NZドル/円NZD/JPY
ユーロ/米ドルEUR/USD
米ドル/スイスフランUSD/CHF
豪ドル/米ドルAUD/USD

取引量が多く流動性が高いことがメジャー通貨の特徴です。

初心者の方には、メジャー通貨を取引していただくことをおすすめします。

理由としては、メジャー通貨は国同士の取引も盛んなため情報を仕入れやすく、またスプレッドも幅が狭い(手数料が安い)傾向にあるからです。

マイナー通貨

マイナー通貨とは、一般的に認知度が高くはない新興国の通貨を指しています。

国内でも人気のマイナー通貨もあれば、ほとんど聞いたことがないような通貨もあります。

通貨ペア表記
トルコリラ/円TRY/JPY
南アフリカランド/円ZAR/JPY
メキシコペソ/円MXN/JPY
中国人民元/円CNY/JPY
香港ドル/円HKD/JPY
ユーロ/ノルウェークローネEUR/NOK
米ドル/アラブディルハムUSD/AED

マイナー通貨は金利が高めになるメリットがある一方で、財政がやや不安定になりがちでリスクのある通貨です。

マイナー通貨ペアでは流通量が少ない(流動性も低い)ため情報も少なく、メジャー通貨に比較して、スプレッドの幅が広くなる(手数料が高い)傾向にあります。

また、その国の情勢が悪化したときなどは、もともとの流通量が少ないことから通貨価格に大きな影響が出て暴落することがあります。

以上の理由から、初心者の方が取引するには向いていません。

スプレッド

通貨には、買うとき(ASK)と売るとき(BID)の価格に若干の差があります。

この差額のことを「スプレッド」といいます。

トレードにかかる必要コスト(手数料)です。

コストを抑えるためにも、スプレッドはできるだけ狭いFX証券会社を選んだ方がトレードには有利です。

※スプレッドは変動制と固定制があり、FX証券会社・口座の種類によって設定が変わってきます。

ポジション

ポジションとは、通貨ペアを買っている、もしくは売っている状態のことです。

ポジションのことを建玉と表記するFX証券会社もあります。

「買いポジション」は、買いから入って売ることで利益を狙います。

「売りポジション」は、売りから入って買うことで利益を狙います。

「ポジションを保有」するということは、取引中であることを意味し決済する前の状態です。

決済するとポジションはなくなります。

また、「買い」と「売り」の両方のポジションを保有していることを「両建て」といいます。

為替レート

為替レートとは、「買値」「売値」を表した取引価格のことです。

取引をする時は、FX証券会社が提供する為替レートで売買していきます。

1ドルが日本円でいくらなのか、

100円はユーロに換算するといくらなのか、

など各通貨の価値・価格は様々な要因から常に変動し続けています。

FXはこの為替レートの変動による”差”を活用して利益を得ていきます。

変動の主な理由は、以下のような需給バランスです。

・通貨の需要が高い → 買う人が多い(供給が少なくなる) → 価格が上昇

・通貨の需要が低い → 売る人が多い(供給が増える) → 価格が下降

Lot(ロット)とは

FX取引ではLot(ロット)という言葉が必ず出てきます。

Lot(ロット)とは、FX取引における通貨量の単位のことをいいます。

12本のペットボトルを1ダースで注文したり、10個のたまごを1パックで注文するような感じです。

このLot(ロット)に関しては、FX証券会社ごとに1Lotの取引量の単位の数量が異なります。

海外・国内問わず、各FX証券会社によって異なる場合があります。

FX業者取引単位
海外FX業者1Lot=10万通貨
国内FX業者1Lot=1万通貨

海外FX証券会社の方がメリットが多いので、「1Lot=10万通貨」を基本として覚えておきましょう。

最低取引単位

最低取引単位とは、注文できる最小Lot(ロット)数のことです。

FX証券会社ごとに最低取引単位・ロット数が決められています。

最小でどれくらいの注文が可能なのかについては、取引ルール等で表記されています。

最低入金額

口座開設・入金する際には、最低入金額がFX証券会社ごとに決められています。

入金額には規定がないFX証券会社の方が多いのですが、5,000円以上や10万円以上などと決められている場合もあります。

入金額に規定がない場合でも、最低取引単位を確認すれば、最低でもおおよそいくら必要なのか算出することができます。

証拠金:預かり証拠金

預かり証拠金とは、口座に入金した資金や取引を決済した後の合計資金のことです。

まず最初に、口座に入金した金額が預かり証拠金として表示されます。

預かり証拠金をレバレッジ取引の担保として利用できます。

預かり証拠金は現時点で決定している残高の総額のことで、取引中の資産額(含み益、含み損)の変動は反映されません。

取引を決済すると、預かり証拠金も取引の結果に応じて変化します。

※FX証券会社によっては、口座に直接入金せずにウォレットで資金を管理する場合もあります。

その場合は、口座に入金した分が預かり証拠金となります。

証拠金:必要証拠金

必要証拠金とは、取引に使った資金や取引に必要な資金のことです。

必要証拠金は、レバレッジの倍率や取引する通貨ペア・取引量・為替レートによって変わってきます。

証拠金:余剰証拠金

余剰証拠金とは、必要証拠金を差し引いて余っている資金のことで、取引の担保として利用が可能な金額のことを表しています。

余剰証拠金に余裕があるほど安全度の高い状態です。

・損失が出ている(含み損) → 余剰証拠金が減少

・利益が出ている(含み益) → 余剰証拠金が増加

損失が出ると余剰証拠金は減少、利益が出ると余剰証拠金は増加します。

証拠金:有効証拠金

有効証拠金とは、余剰証拠金と必要証拠金を合わせた資金です。

レート変動に応じて余剰証拠金が変わるため、有効証拠金も常に変動します。

決済していない損失(含み損)が出ている時は、余剰証拠金が減少します。

その結果、有効証拠金も減少します。

損益

損益とは利益額・損失額を表した金額です。

評価額や評価損益額などともいいます。

FX証券会社の資産状況から損益を確認することができます。

・損益がマイナス → 損失が出ている

・損益がプラス → 利益が出ている

含み益・含み損

例えば、「買いポジション」が買った時よりも値上がりし、もし売却すれば利益が出る状態を含み益があるといいます。

逆に、買った時よりも値下がりしている場合は、含み損があるといいます。

資産残高

資産残高とは、現時点での総資産額・純資産のことです。

未決済のものは含まれていません。

「もともとの口座残高または入金額 + 決済したポジションの損益額」

が資産残高として算出されます。

ポジションを保有中の場合は、現在の含み損・含み益を加味した金額が実質の資産額となります。

ポジション損益・含み損・含み益は決済するまでは確定しないので、実質の資産額は常に変動します。

含み益があるポジションを決済すると、利益が確定して資産残高が増えます。

含み損があるポジションを決済すると、損益が確定して資産残高は減少します。

ロスカット

ロスカットとは、強制ロスカットとも呼ばれているFX証券会社の決済システムのことです。

含み損が規定の水準に達すると自動的に決済されます。

保有ポジションで利益が出るまで待ちたい、

損失を減らしたいと思っていても、含み損が拡大しすぎると自動的に損失を確定されて自動ロスカットが起こります。

ロスカットになる損失額の水準はFX証券会社によりますが、証拠金維持率が20%や0%(ゼロカット)になった場合に発動されることが多いです。

レバレッジをかける取引では、損失額が資金以上に拡大する恐れがあります。

ロスカットは、投資家・FX証券会社を保護するために設定することが義務づけられています。

ただし、急激な為替変動が生じた時には、ロスカットが間に合わずに残高がマイナスになることがあります。

特に、国内FX証券会社では、追加の保証金を入金する「追証(おいしょう)」が必要となる場合があるので注意してください。

ロスカットになる前に、損失が小さい時点で損切りしておくことも重要です。

ゼロカット

証拠金維持率が0%になるまでロスカットが発生しない仕組みです。

証拠金を最大限利用できることがメリットです。

海外FX証券会社での採用が多い仕組みです。

損切り

保有ポジションの損失(含み損)を決済し確定させる行為のことです。

損切りは、損失の拡大を防ぐために含み損を早いうちに決済することで、強制ロスカットを回避したり、大きな損失を防ぐために重要なスキルとなります。

FXでは「利益を大きくする方法」が重視されがちですが、同時に「損失を小さくする方法」も非常に重要といえます。

利確

保有ポジションの利益(含み益)を決済し確定させる行為のことです。

証拠金維持率

証拠金維持率とは、ポジションの損益を加味した評価額が証拠金の何パーセントに達しているかを表したものです。

ロスカットの目安にも使われている非常に重要な数字です。

証拠金維持率のパーセンテージが高いほど資金に余裕があり、パーセンテージが低くなるほど危険な状態です。

証拠金維持率は資金状況のバロメーターにもなります。

計算方法は以下の通りとなります。

証拠金維持率 = 有効証拠金(純資産)÷ 建玉の必要証拠金 × 100%

証拠金維持率は値動きによって逐一変動します。

これは、値動きによって必要証拠金も変動するためです。

レバレッジが高いほど値動きによる証拠金維持率の変動も大きくなるので注意が必要です。

SL(ストップロス)

ロスカットや追証を回避するために、SL(ストップロス)という仕組みがあります。

SL(ストップロス)とは、損切の指値(希望する売買価格をあらかじめ指定して発注する方法)のことをいいます。

手動ではなく、事前に設定しておくことで自動で損切りが実行されます。

相場は予想をはるかに上回る急な値動きをすることもあるので、SL(ストップロス)は必須といえます。

TP(テイクプロフィット)

TP(テイクプロフィット)とは、SL(ストップロス)とは逆の意味で簡単にいえば利確(利益確定)の指値のことです。

SL(ストップロス)と同様に、利確ポイントを決めてTP(テイクプロフィット)を事前に設定しておくことをおすすめします。

マージンコール

マージンコールは、ロスカットが近づいた時に発動されるアラーム機能です。

マージンコールはメールやスマホ通知、ツールの画面上で通告されます。

BID・ASK

「BID・ASK」は「売値・買値」を英語で表記したものです。

売りと買いを間違えるとまったく逆の注文になってしまうのでしっかりと覚えましょう。

「BID(Bid)」は売値のことです。

今売るとすればいくらなのかを表しています。

「ASK(Ask)」は買値のことです。

今買った場合の価格を表しています。

SELL・BUY

「SELL・BUY」は「売り注文・買い注文」を英語で表記したものです。

「SELL」は売り注文、「BUY」は買い注文になります。

pips(ピプス)

pips(ピプス)とはFX通貨ペアすべてに共通する単位のことです。

ドルやユーロ、円など単位が異なる通貨の値幅を測るのに使われています。

ロング・ショート

ロング・ショートとは、FXのポジションのことを表したものです。

・ロング → 買いポジション

・ショート → 売りポジション

「買い」からトレードを始めた場合に、「ロングでポジション」を持ったと表現します。

「売り」から入ろうと思っている時などに、「ショートで狙っている」といいます。

成行注文

成行注文とは、リアルタイムの為替レートを見ながら成り行きで即時に注文を入れる方法です。

ストリーミング注文ともいいます。

FXの注文方法は大きく分けて「成行」か「指値・逆指値」を選べます。

その時の相場の流れに乗って、今すぐに売買したい時に成行注文を入れます。

スピーディにその場で注文がすぐに成立する一方で、注文が集中している時には価格がズレやすいことがデメリットです。

注文方法がシンプルでわかりやすいのが成行注文の特徴です。

指値・逆指値注文

指値注文とは、買値・売値を特定の為替レートで指定する注文方法です。

逆指値注文とは、反対方向に行った場合の損切り注文に使います。

例えば、もう少し上から下がって下落してきてから買いたい場合、反発を狙って購入する時に指値注文を使います。

逆に下から突き抜けて来たときに買いたい場合は、逆指値注文を使います。

エントリー以外の用途としては、利益確定は指値注文、損切りを逆指値注文として使うことが多いです。

エントリー

エントリーとは新規でポジションを持つことをいいます。

「買い」で入ることを「買いでエントリー」や「ロングでエントリー」といいます。

「売り」で入る時は同様に「売りでエントリー」や「ショートでエントリー」の表現を使います。

また、「買い」や「売り」を決めたい為替レートの位置を「エントリーポイント」とも言います。

決済

SL(ストップロス)決済とは、ポジションを保有した後で注文を出して、利益や損失を確定させることをいいます。

ポジション含み損益決済収支
買い(ロング)含み益売り利益確定
売り(ショート)含み益買い利益確定
買い(ロング)損失売り損切り
売り(ショート)損失買い損切り

スワップポイント・金利

スワップポイントとは、ポジションを1日以上保有した場合に発生するプラス・マイナス金利のことです。

FXでは、ポジションを保有すると各通貨ごとに異なる金利の差額がスワップポイントとして付与、または引かれる仕組みになっています。

低金利の通貨から高金利の通貨を購入すると、差額がプラスになり、プラスになった分が利息でもらえます。

チャート

チャートとは、過去から現在までの価格の推移をグラフで表したものです。

FXでは相場を分析したり、売買を判断したりするのにチャートの活用が欠かせません。

基本的には、以下の3つのチャートタイプが表示できるようになっています。

・ローソク足チャート → ローソクのような形をしたチャート

・バーチャート → ローソク足チャートを簡潔化したもの

・ラインチャート → 1本のラインで表したもの

上記3つのチャートは横軸に時間(日付)、縦軸に価格が表示されています。

FXの相場分析ではローソク足チャートを使うことが一般的であり、ローソク足チャートが読めれば十分です。

チャート:ローソク足チャート

ローソク足チャートとは、1本のローソクで4本値といわれる4つの価格を表しています。

相場分析に優れているため世界中で使われている人気のチャートです。

1本のローソク足から価格がどのように動いたかを知ることができます。

・始値 → 最初の取引価格

・終値 → 最後の取引価格

・高値 → 最も高い値がついた時の価格

・安値 → 最も安い値がついた時の価格

・陽線・・・ 始値よりも終値が高いローソク足のこと。買いの勢いが強く、価格が上昇に向かっていることを意味しています。

・陰線・・・ 始値よりも終値が安いローソク足のこと。売りの勢いが強く、価格が下降に向かっていることを意味しています。

陽線と陰線の見分けがつくだけで、相場が今どのような状況にあるのかを読むことができます。

ローソク足の長さや、並び方、パターンなどからも相場分析を行えます。

ローソク足分析は、チャート分析の基本中の基本です。

初心者の方は、しっかりとローソク足について学んでおくことが大切です。

日足・週足・月足

日足・週足・月足とは、1本のローソク足の時間や期間のことをいいます。

他にも、4時間足、1時間足、30分足などがあり、全て合わせて時間足と呼びます。

チャートを表示させる時に、ローソク足の時間足を選択できます。

時間足表示期間
月足(MN)1カ月間の価格の動きを表したもの
週足(W1)1週間の価格の動きを表したもの
日足(D1)1日の価格の動きを表したもの
4時間足(H4)4時間の価格の動きを表したもの
1時間足(H1)1時間の価格の動きを表したもの
30分足(M30)30分間の価格の動きを表したもの
15分足(M15)15分間の価格の動きを表したもの
5分足(M5)5分間の価格の動きを表したもの
1分足(M1)1分間の価格の動きを表したもの

それぞれの投資スタイルに合わせて、メインで使う時間足を選べます。

どの時間足を使うとしても、長期・中期・短期での動きを確認するようにしましょう。

円高・円安

円高・円安とはおもに米ドルに対して使われる用語です。

米ドルに対して日本円が高いのか安いのかを表しています。

米ドルに対して円の価値が上がると円高、米ドルに対して円の価値が下がると円安といいます。

経済ニュースでは頻繁に円高・円安という言葉が出てきます。

米ドルは世界をリードする最強の通貨で、貿易や投資において基軸となる通貨でもあります。

したがって、円が米ドルに対してどうなのかが金融市場では重要視されています。

円高の時には、1ドルを買うのに少ない円で済みます。

反対に円安になると、1ドルを買うのにたくさんの円が必要になります。

USD/JPYの価格が上がると円安、USD/JPYの価格が下がると円高です。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、チャートの動きや為替レートの動きを分析して相場を読む方法です。

相場分析では、おもに「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」と2つの方法が使えます。

テクニカル分析では、過去のチャートや値動きから特定のチャートパターンをつかんで、価格の方向性や上昇・下降のタイミングを計っていきます。

チャート画面を見て、視覚的にアプローチしていくので初心者にもなじみやすい分析方法です。

まず初心者が押さえておきたいテクニカル分析の基礎には以下のようなものがあります。

・ローソク足分析

・サポート・レジスタンスライン

・トレンド・チャネルライン

・移動平均線

・チャートパターン

など

インジケーター

インジケーターとは、テクニカル分析する際にチャート上やチャート下部に表示するサポートツールです。

よく使われているインジケーターは以下の通りです。

・ボリンジャーバンド

・RSI

・MACD

・フィボナッチ

・エリオット波動

など

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、経済ニュースや各種経済データなどをもとに相場分析を行う方法です。

ニュースやデータの内容から市場がどのように反応するかを読み、価格の方向性や上昇・下降のタイミングを計っていきます。

ポジティブなニュースやデータが発表されると価格は上昇、ネガティブなニュースやデータが発表されると価格は下降しやすい傾向にあります。

・ニュース速報・突発的なニュース(一番重要)

・経済指標の発表(米国などの主要国の経済指標)

・金融政策(米国など主要国の政策金利)

・要人発言(FRB、ECB、日銀など重要人物の発言)

・国際ニュース(イベント、政治、災害、事故など)

・その他の主要金融商品(ダウ平均、日経平均、債券、エネルギーなど)

一番要注意なのが、まったく予測不可能な突発的なニュースです。

例えば、コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻など、世界経済への影響が大きいと思われるニュースがあると相場は大きく変動します。

特に相場に大きな影響を与えるファンダメンタルズが米国の経済指標の発表です。

米国は世界トップの経済大国であるため、米国経済が為替市場に与える影響も強大です。

とくに重要な米国の経済指標をいくつか確認しておきましょう。

米国の主要な経済指標内容
米国雇用統計米国雇用統計とは、毎月第一金曜日に発表される指標です。
米国の雇用に関するデータ10項目が対象となり、中でも注目度が高いのが「失業率」と「非農業部門就業者数」です。
雇用状況がポジティブな場合は上昇につながります。
FOMC議事録FOMC議事録とは、米国連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する経済の見通しや政策金利の方向性などです。
具体的なデータの発表ではないのですが、金融政策の方向性を探れます。
FRB政策金利FRBとは、米国連邦準備制度理事会のことで中央銀行のような役割を果たす機関のことです。
年に数回、FRBによって米国の政策金利が発表されます。
金利が上がるとドルが上昇、金利が下がるとドルが下降する傾向にあります。
国内総生産(GDP)国内総生産とは、Gross Domestic Product(GDP)とも呼ばれている指標で、1年間に国内で産出されたサービスや商品の総額のことです。
GDPの数値から、国の経済の大きさ・成長率がわかります。
ISM製造業景気指数米国企業の在庫、生産、雇用、入荷状況などをまとめたもので、景気を表す指標として発表されます。
数値が高いほど景気が良いと判断できます。
消費者物価指数(CPI)消費者物価指数とは、サービスや商品など物価の値上がり率を表す指標です。
数値が高いほど物価が上昇していることを意味しています。

米国を含めた主要国の経済指標は、FX証券会社が提供する経済指標カレンダーで日程を調べられます。

まとめ

基本用語さえ覚えたら、次は実際にトレードするための準備をしましょう。

まずは、FX口座を開設しましょう。

並行して、取引ツールの使い方を覚えたり、引き続き基本用語の深掘りをしましょう。

タイトルとURLをコピーしました