PR|当サイトは紹介により報酬を受け取る場合があります。
EAは、自動でも「任せきり」にしない。
自動売買ができること、取引ルールで認められること、検証結果が妥当なことは別々です。EAの仕組みと、過去の成績を読むときの注意点を整理します。
EAはプログラム。スキャルピングは取引の方法
EAは、あらかじめ決めた条件に沿って分析や注文などを行うプログラムです。スキャルピングは短い時間の値幅を狙う取引方法を指し、手動でも自動でも行われます。EAだから短時間取引、短時間取引だからEA、という同じ意味ではありません。
プログラムは決められた処理を実行しますが、将来の相場や利益を保証しません。条件が想定から外れても注文を繰り返す可能性があります。何をきっかけに注文し、数量をどう決め、いつ決済するのかが分からないものを、成績画像だけで評価しないでください。
「EA対応」と「その取引が許可される」は別
使うツールでEAが動くかという機能面と、その口座の規約で取引方法が認められるかという契約面を分けます。短時間取引、注文頻度、外部ツール、遅延を利用する行為などの扱いは、適用規約を確認してください。サイトの短い「対応」の表示だけでは詳細は分かりません。
そのうえで、費用を含めた検証と、稼働中の監視・停止手順を確認します。分からない段階は飛ばさず、質問事項として残します。規約があいまいな場合、他の利用者の投稿だけを根拠に許可されていると結論づけないことが大切です。
- 機能
その環境で動く?
- 規約
その取引は認められる?
- 検証
費用・遅延も含む?
- 監視
異常時に止められる?
編集部作成の概念図。具体的な条件・手順は各契約で確認してください。
バックテストは、過去データでの条件付き計算
バックテストは、過去のデータへルールを当てはめ、仮想的な注文や損益を計算するものです。結果を見るときは、期間、銘柄、データの細かさ、スプレッド、手数料、スワップ、注文遅延の設定を確認します。費用を0にした結果と、費用を入れた結果は同じ前提ではありません。
過去のデータに合う設定を探し続けると、その期間にだけよく見える結果になるおそれがあります。設定を決めるために使った期間と、別に確認する期間を分けることが、検証の考え方の一つです。それでも未知の相場で同じ結果になると示したことにはなりません。
結果の画像だけでは、設定を再現できません。検証レポートと設定ファイルを組にし、プログラムの版、検証日、使用データの範囲を記録します。異なる結果を比べるときも、何を変えた比較なのかを先に明らかにしましょう。
最終損益だけでなく、途中の落ち込みを見る
最終的に資金が増えたグラフでも、途中でどれくらい落ち込んだかは別の情報です。ドローダウンは、資金曲線のそれまでの高値からの下落を表します。残高ベースなのか、含み損益を含む有効証拠金ベースなのかで見え方が違うため、グラフの定義を確認します。
下の架空の資金曲線では、高値120から90へ下がっており、その区間の下落率は25%です。最後が130でも、途中の30の下落は消えません。勝率だけでなく、1回の損失、最大保有量、連続損失、費用の前提も合わせて読みます。
グラフの数値を読む
開始時点を100とした仮定の資金指数:100 → 110 → 105 → 120 → 108 → 90 → 112 → 130。金額・日付・運用実績ではありません。
編集部作成の架空データ。実際のEA成績・バックテスト・将来予測ではありません。
デモの稼働確認と実際の結果を分ける
フォワードでの確認では、設定を固定した後の新しいデータで動作を見ます。デモであれば、注文の重複、時刻設定、数量計算、停止操作などを確認できます。ただし、実口座の約定、価格配信、費用をそのまま再現するとは限りません。
PCやVPSなどの稼働環境、通信、ツールの更新も動作に影響します。EAを止める操作が、すでに持っているポジションの決済まで行うのかは別問題です。「止めたからもう何も残っていない」と思い込まず、未約定注文と保有状態を確認する手順を持ちましょう。
停止の条件を、動かす前に言葉にする
通信エラー、重複注文、想定外の数量、設定と異なる銘柄など、どんな状態なら停止して確認するかを書きます。ログに何を残すか、どう連絡を受けるか、再開前に何を確認するかまで整理すると、動いているかどうかだけに頼らずに済みます。
損失が出たあとに取り戻すため数量を増やす、検証のたびに条件を書き換える、といった行動は検証の前提を崩します。取引を行わない判断も含め、仕組みを説明できない・許可が確認できない・監視できない状態では進めないことが、このガイドの基本です。
FX・CFDには損失のリスクがあります。契約法人、対象地域、規約を個別に確認してください。当サイトの情報は投資助言ではありません。